ひっちゃかめっちゃかダイアリー

気ままな日常。優しい旦那ちゃんと娘2人と息子1人。

ばーちゃんっ子

次女の里帰り出産を機に、今年の3月から実家に戻ってきて居候中なのですが

 


次女が産まれる少し前から旦那ちゃんが夜勤のため、次女が産まれてしばらくの間は2人見るのがキツくて

長女は私の両親と寝てもらっています。

 


もちろん旦那ちゃんが休みの日は、家族4人で寝るのですが

週に1〜2回なもんで、基本的に長女はじーちゃんばーちゃんと寝てます笑

 


お風呂も夕方に私が次女を入れてから、長女は夕飯後にばーちゃんと入る日々。

 


そのせいか、お母さんが次の日仕事だったりすると朝早くから家事をし始めるので

2階で私と寝た方が良いなと思い

 

「今日はママと寝るよ〜」

と言っても

 

「ばーちゃんとねる〜」

 

「えー、ママと上で寝ようよー!」

 

「ダメ。ばーちゃん。」

 

その一点張りで、今日もじーちゃんばーちゃんと一緒に寝ました。笑

 

実はそんな私も、大のばーちゃんっ子で

三人兄弟だけど

同じく、私だけじーちゃんばーちゃんと一緒に寝てました。笑

 

お母さん曰く

 

「一緒に寝るんだけど、途中で泣きながらばーばーと寝るって言うからさ、もう最初から寝なよってなってアンタは寝てたんだよ笑」

 

「おみみ!って言いながら、ばーばーの耳を散々触ったり、挙げ句の果てに吸い付いてたじゃん笑」

 

そう言われていたんだけど

 

どうしてそんなにばーちゃんっ子だったのだろう??

 

ってふと思う事があった。

 

でも、最近の長女の姿を見て、私がばーちゃん大好きだったのが分かった気がする。

 

なんかもう、無償の愛なんだよね

もちろん親も子供に対して、無償の愛なんだけどさ

それを超える無償の愛がある気がする

 

ただただ可愛い。愛おしい。

 

両親を見てると、そういう感情が伝わってくるのが分かるんだ。

 

もちろん、両親も長女を注意する事もある。

でも私が怒るのとは、ちょっと違う気がする。

うまく言えないけど。笑

 

 

実は先月の25日に

大好きなばーちゃんが亡くなった。

 

82歳だった。

膵臓癌

本人には病状は伝えなかった。

伝えられなかった。

 

わかった時にはもう遅くて

発覚してから、1ヶ月半程で亡くなってしまった。

 

入院してから、わずか20日

その間、私が会いに行けたのは

たった3回。

 

それも、亡くなる日の2日前とその前日

そして亡くなった日。

 

病棟に小さい子が入れないから

しょうがなかった。

 

でも、旦那ちゃんが

「俺が見てるから、行ける時に行ってきな!」

と背中を押してくれて、入院してから初めて会いに行った。

 

それが亡くなる2日前。

 

一目見て衝撃的だった。

痩せこけてしまって、薬のせいか懇々と口を開けて眠っている。

 

本人の前で泣いちゃいけないと思っていたけど、大好きなばーちゃんの辛そうな姿を見て

悲しくて悲しくて堪えきれずに涙が出てしまった。

 

ふと目を覚ましても、ウトウトしてしまい

意思疎通があまり出来なかった。

 

次の日も旦那ちゃんが休みだったので

近くのショッピングモールにアンパンマンショーを見に行った

その帰りに旦那ちゃんが

「病院行ってきたら?行ける時に行った方が良いよ。俺、車で待って見てるから」

と、また背中を押してくれたので

覚悟を決めながら、また会いに行った。

 

そしたら、ばーちゃん起きてた。

ベットの背もたれが起こされてて

私が入った瞬間、ちゃんと気がついて表情が変わったのがわかった。

 

昨日とは別人のようで、声はあまり出なかったけどちゃんと意思疎通ができた。

なるべく平然を装って、今日出かけたよって事とか子供の事を話したり写真を見せたりしたら

ちゃんと聞いていてくれていた。

 

感謝を伝えなきゃって思うけど

それは死んでしまうっていう考えを助長してしまうような気がして言えなかった

 

だから、ちょっと恥ずかしかったけど

「ばーばー大好きだよ」って言った

 

そしたらかすかに出る声で

「ほんとに?」って言った。

だから私は「ほんとだよ」って言った。

 

お茶もなかなかストローが吸えなくて飲めない様子って聞いてたけど、頑張って2、3回飲んでた。

 

30分くらいして、そろそろ行かなきゃなって思ったので

「またくるね!」って言ったら

 

「またきてね」って言ってた。

 

それが私が聞いた最後の言葉だった。

 

次の日の夕方、病院に行ったお母さんから

急変して今夜危ないかもという連絡が入った。

 

長女を見ながら、次女をおんぶしながら

夕飯の支度を少し進めていた所だった。

 

急いで、仕事に出た旦那ちゃんに連絡し

妹にも連絡した。

 

しばらくして、一旦病院から帰ってきたお母さんとおばちゃん。

旦那ちゃんと弟も帰ってきたので、一度もお見舞いに行っていなかった弟を連れて病院に向かった。

 

病室にはお父さんが1人でいた。

特に何をするでもなく、静かに待っていた。

 

ばーちゃんを見ると、心電図をつけられて

酸素マスクをして苦しそうに呼吸をしてた。

 

急いで側に行って

 

「ばーばー!またきてねって言ったから、きたよ!」

 

って声をかけたら、一点を見つめていた目がこっちを見てキラッと光った。

 

「ばーばー、育ててくれてありがとう。色々ありがとう。感謝だよ。大好きだよ。耳たぶ伸ばしてごめんね。笑」

 

ちゃんと伝えなきゃと思って

悲しいけど言葉にした

 

そしたら体も動かないのに、酸素マスクの下で

投げキッス?のような仕草をした。おちゃめ。笑

 

あと何か言うように

あーって何回か言ってた

言葉としてはわからなかったけど

きっと何か言いたいんだと思って

 

「ちゃんと声聞こえてるよ!」って言った

そう言うしかなかったけどそれで良いと思った

 

まもなくして、痰が絡んできたので

吸引してもらったりしてるうちに

心拍がどんどん低下してきてしまって意識が遠のいていく様子だった

 

そんな中、ギリギリで妹が旦那さんと病室について

間もなく眠るようにスーッと息を引き取った。

 

私はその時、人が亡くなる瞬間を初めて見た。

日頃、「死=恐怖」と感じる事が多くて不安だったけど不思議と怖くなかった。

それは、大好きなばーちゃんが最後に教えてくれた大切な事だったのかもしれない。

 

ちゃんと記憶に残る葬式は初めてで

悲しいけど学ぶことも沢山あった。

 

その10日後、後を追うかのように

愛犬ハクが亡くなってしまった。

 

一気に2人も居なくなってしまった。

 

今はなんだかポッカリ穴が空いてるようで

不思議な感じ。

 

そんな中、長女とお母さんが一緒に笑ってる様子を見てたら

ばーちゃんの事を思い出して

会えなくて寂しくて悲しいけど

どこかあったかい気持ちにもなり

ついつい長文になってしまいました笑

 

最後まで見てくださった方

どうもありがとうございます…!笑

 

寝ます…!笑